財務諸表論を受験! ~勉強時間はどのくらい必要か?~

税理士を目指している方、
税理士試験にチャレンジしようと考えている方、
何か試験を受験しようとしている方、一緒に頑張りましょう!!
とりあえず覗いてみた方、ちょっとだけワクワクを一緒に味わいませんか?

真面目に真剣に頑張っていても、それが長くなればなるほど、

これでいいんだろうか…
諦めてしまおうか…
やめてしまおうか…など、

ネガティブな感情が湧いてくるのも当然だと思います。
そんな感情と戦いながら、頑張っている方を応援したいのです。

あなたが、わたしのドタバタ受験戦争時代の話を読んで、
『そっか、そんなんでもいいのか~!
何でもいいんだ!面白可笑しく生きるのもありだな。』って、
ちょっと思ってくれたら、脳に余裕が出てまた頑張れるんじゃないかなって。

人生を終えるときに、生き抜いたなって思えるような、
面白可笑しい後悔しない生き方を一緒に目指しましょう!

ほんの少しでも誰かのお役に立てたらと思います。


 前回:税理士受験中 ~勉強と仕事と楽しい一人暮らし~

  • 2003年  就職
  • 2004年  仕事を辞めて税理士を目指すことを決意
  • 2004年  税理士試験酒税法 合格
  • 2005年  簿記3・2級 取得 財務諸表論不合格  ← このあたりのお話です。 
  • 2006年  財務諸表論・簿記論 合格         
  • 2007年  大学院 入学
  • 2008年  大学院 卒業 税理士試験全科目免除決定! 

その後、結婚 → 出産 → 今に至ります。

仕事も一人暮らしも始めて、新たなスタートを切りました。
大原社会人コースで新しく科目を選択して通い始めました。
その科目が財務諸表論です。
財務諸表論については、こちらで簡単に説明していますので。良かったらどうぞ♪

財務諸表論の勉強時間

とにかく理論はボリュームがありますし、
簿記1級や簿記論を勉強したことのない
初学者であれば、相当の時間を要します。
約500時間と言われていますが、
私が思うに、それでは全然足りません。

なぜかというと、
1日3時間の勉強 × 30日 × 7か月
やったとしても、630時間です。
1日3時間なんて、こんなの税理士受験生
からしたら、少ないくらいです。
という覚悟で頑張りましょう。

合格したいなら、他の人より多く勉強する
これ鉄則だと思います!勉強のやり方は教室で教えてもらえます。
大変分かりやすくしかも最短で学べるようにしっかりとカリキュラムが組まれています。

後は復習の時間をどれだけ費やすかです!!

 1回目の財務諸表論受験(不合格)

わたしは、一度目は資格の大原の社会人コース(教室に通うスタイル)でまず1月からの7月の短期合格コースを受けました。
基礎と応用で4月まで、それから7月までは直前対策という内容です。
時間帯は平日の仕事終わりで2時間45分を週2回でした。

社会人コースで講義を受ける時間
 ⇒ 1講義2.75時間 × 週2日 × 
1か月(4週間)× 7か月

 = 154時間

家での勉強時間
 ⇒ 1日3~4時間 × 
1か月(30日)× 7か月 
 = 800時間

仕事のない休日はもっと勉強時間が増えますので、上記よりも勉強時間は多いですが、目安としてこのくらいです。

仕事終わりに講義なので、たまに仕事で遅くなると他の日に変更することがあります。
そういう時は、復習時間が少なくなり、次に備えることができていなかったのかもしれません。
家では仕事やごはん・お風呂以外のほとんどは勉強に費やしていましたが、それでも不合格でした。

 2回目の財務諸表論受験(合格)

二度目も同じく資格の大原の社会人コース(教室に通うスタイル)で、
短期合格コースです。

この時は、簿記論も併用しました。
土日を全て専門学校に費やすというスケジュールで、平日はとにかく自習するといった感じです。

これが自分には合っていたような気がします。

1週間の時間割は、
      ↓
土日は講師にみっちりテキストの内容を詰め込まれる。
      ↓
平日は、土日の内容をみっちり復習してとにかく問題を解きまくる!

このペースは、1週間という纏まった期間でしっかりと復習ができ、
そのうえでまた新しい単元を学習できるといったルーティンを確立しました。

そして、勉強時間は、1回目で約800時間要しましたので、
それプラス300時間~400時時間といったところです。

なぜ、2回目の財務諸表の勉強時間が少なくなったかというと、簿記論を併用受験したからです。
簿記論に500時間くらい持ってかれています(笑)。
「簿記論と財務諸表論併用受験合格のコツ!にて)

 

財務諸表論って何点が合格ライン?

財務諸表論は、理論と計算の両方を勉強する必要があります。
試験の配点も理論50点・計算50点となり、
合格ラインは合わせて60~70点以上必要です。

財務諸表論に限らず、税理士試験の合格ラインは毎年変わり、
だいたいその年に受けた人の上から
10~20%くらいが合格となっています。

私の場合は、一度目は不合格でした。
不合格の場合は、合格発表の結果通知書でだいたいの点数を教えてくれます。

 B判定でした。B判定は、49~40点です。

めちゃくちゃ落ち込みました。
だって、1科目集中して約7か月勉強しましたから。
「1科目集中してもだめなんだぁ~。」って、
かなり弱気になったのを覚えています。

 点数の判定は他に

  • A判定…59~50点
  • C判定…39~30点
  • D判定…29~0点   となります。

そして1年後、2回目に受けた財務諸表論は合格でした!
簿記論と併用して勉強していたので、
どっちか受かったらラッキーくらいな感じでしたが、
どちらも合格したので、嬉しさは半端なかったです!

税理士試験は、長く勉強したもの勝ちといったところでしょう。
どれだけ、時間をかけたかで勝負は決まります!

財務諸表論と簿記論 どっちを先に?

①精神的に2科目受験を勧めます!

最初は、必須科目の簿記論と財務諸表論の
どちらを選ぶかでかなり迷いました。

どちらも一回で受かると思わずに受けたほうがいいと聞いていましたが、
財務諸表論の方が、理論が多く、
覚えることが多いようだったので、先に受けることに決めました。

その時は、財務諸表論一択でした。

しかし・・・↓

後悔したこと

科目を一つしか選択しなかったことを間違えました。

不合格でも、何度も受けるうちに合格しやすくなるので、先に2つとも受講しておくべきだったと、学びました。今考えてみても、その方が楽です。

  なぜなら、この時選択した財務諸表論は不合格だったからです。

しかもB判定(泣)

調子に乗って一発で受かろうと、意気込んで1科目集中したところで、
深く理解するまでに時間がかかるものだということです。
特に財務諸表論の理論は、ゆっくりじっくり理解していく科目でした。

よって、簿記論・財務諸表論の2科目受講することをお勧めします。
何度か受けるうちに合格していけます。
専門学校での友人たちも同時にいくつか受けて、
何回目かで受かっています。

もちろん1科目づつで一発合格の方もいらっしゃいますが、
いくつか併用して勉強していくことで、

『いつかは受かる~!』

といったスタンスが精神的にもいいような気がします!

 なぜ精神的にいいのか

1科目しか受講していなかったので、「これだけ1つに集中して、不合格なら私には税理士試験は、もう無理だ(泣)』と投げやりな気分になりました。

その時にすでに2科目併用して勉強している人を神だと思えるくらい価値があるように思えました。私はまだ1科目しか触っていない…といった気持ちがいっぱいに。

ですので、2科目受験することで、不合格だったとしてもとりあえず1年で2科目触っている事実は自信にもなります。

  

②合理的なので2科目受験をお勧めします!

今まで説明してきた中で、
財務諸表論と簿記論は同じ分類であることはお分かりだと思います。

そして、財務諸表論の計算は、簿記論が出来るなら、解けます!

財務諸表論の計算は、簿記論の計算より難易度は低いので、
簿記論を勉強しながら、財務諸表論の計算の勉強は出来てしまします。

ということで、

 2科目でいいんです!

最初から受かろうと思わなくていいです。
2年で1~2科目受かったら御の字です!

ですので、財務諸表論と簿記論どちらが先?の答えは…

結論

同時に2科目の学習をお勧めします!

結局、財務諸表論も簿記論もどちらも必須科目ですし、計算についてはやっていることは同じです。ので、どっちも一緒に勉強してしまえ!ということです。

税理士試験は、長い道のりです。
精神的にもタフでいなければなりません。
図太く、しぶとく、気長に
挑戦していきましょう♪

財務諸表論の講師

そうでした!

財務諸表論の講師のこと。

めちゃくちゃ面白い講師でした。
とっても賢い方で、凡人の私には何を言っているのか理解できないことも多々ありました。

そして人間的につかみどころがなく、漫才師さんのような貫禄を醸し出していました。
わたしは好きでした。

たまに、酔っぱらってる?みたいな雰囲気で、
かと思えば、頭はキレッキレ!

その講師は、税理士試験勉強中、
ワインを飲みながらするのが好きだったみたいです(笑)。
テキストがワイン色で染まっていたと。
(酔っぱらってこぼしてしまってる…。)

ちなみにわたしは、断然ビール派ですが♪

税理士を目指す方って、真面目な方で、
そして神経細やかな方が多いと思います。
実際そういう方が就く職業であってほしいです。
うちの今の師匠もそうです。

ただ、そんな中、違うタイプの人と出会うと、
ワクワクしました。

そういう面白い講師に出会うと、授業が楽しいです。専門学校の講師は、
なんだか面白みのある方が多かったので、
それだけでも通って楽しかったです。
いい思い出です。(笑)

財務諸表論を受けた結果

何度も重複しますが、1回目は不合格。

この1回目の合格発表はかなりへこみましたが、
勉強スタイルを見直すチャンスでした。

反省点を生かし、生活スタイルを改善し、今までのルーティンを
全て新たにし、前に進むことにしました。

そして、2回目の受験では合格!

この生活スタイルをがらりと変えたこのやり方、かなり効果あります。
これについては、また書いていきますので、お楽しみに!

不合格だった試験問題 ↓

こんな昔の試験問題、よくとってあったなぁって。色が変わっています(笑)

かなり古くなっている試験問題です。
こんなに難しい問題だったのかと…。
受験生よ、頑張れ~!!

次回:簿記論と財務諸表論併用受験して合格!コツがあります!

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