問１ 水の入ったコップ
下図①のように、水の入ったコップと、空のコップが並んでいる。このコップを一度に一つだけ動かして、下図②のようにするには、最低何手必要か（制限時間・２分）
（第2集 問２）
答え
一手。
左から二つ目のコップの水を、右から二つ目のコップにあけかえればよい。
問2 酒を半分ずつ
二人のけちな酒飲みがいる。形の違うコップが二つだけあり、その一方に酒が注がれている。この一杯を、二人で分けて飲もうということになったが、両方から、絶対に文句の出ないように酒を分けるにはどうすればよいか。（制限時間・20分）
（第２集 問10）
答え
まず、一人が、自分がどっちを取っても文句がないと思うまで、じっくりと酒を二つに分ける。つぎに、もう一人が、その二つのうち、自分の欲しいと思う方を一つ選ぶ。そして残った方を、はじめの男が取れば、両方から文句の出るはずがない。
問３ 犬と猫の競争
犬と猫に百メートル競走をさせたところ、犬がゴールインしたとき、猫は９０メートルのところを走っていた。この犬と猫を、同時にゴールインさせるために、犬のスタートラインを１０メートル下げて競争させることにした。この計画、予想通りの結果になるか。（制限時間・1分）
（第２集 問18）
答え
犬と猫は同時にゴールインしない。なぜなら、犬が百メートル走る時、猫は９０メートル走るという割合だから、この競争では、ゴール１０メートル前で、ちょうどこの比率になり、両者は並んでしまう。したがって、ゴールでは、
犬が猫を１メートルだけ抜いて勝つことになってしまう。
問４ 給料の良い方
A社、B社という二つの会社の求人広告によると、次の二点が違うだけで、他の条件は、全く同じだった。収入の点から考えて、どちらの会社を選んだ方が得か。（制限時間・１０分）
＜A社＞
年俸 １００万円。
一年ごとに２０万円ずつ昇給。
＜B社＞
半年俸 ５０万円。
半年ごとに５万円ずつ昇給
（第２集 問22）
答え
B社。
実際に年収を計算してみれば、B社の方がつねに５万円だけ多いことが分かる。
問５ たばこ
煙草の吸殻を三つ集めて、たばこを一本作る人がいる。この人が、夜中に煙草を切らしてしまったが、灰皿には吸い殻が７つころがっていた。そこで、いつものように吸殻を集めて吸うことにした。彼は何本吸えるだろうか。（制限時間・5分）
（第２集 問39）
答え
３本。
吸殻７つのうち６つで２本のたばこを作れば、吸殻は１つ残る。この２本を吸えば、吸殻は２つでき、残った１つとで、もう１本作れる。合計３本できることになる。
「吸い殻の吸い殻」である。
まとめ
多湖さんのクイズって、なんだか中毒になりませんか？(笑)
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