税理士試験の科目免除をするために大学院へと考えていらっしゃる方へ、どうやって仕事と両立していくか、私の経験からアドバイスさせていただけたらと思います。
大学院と仕事の両立で絶対必要なこと2つ
仕事と大学院の両立で絶対に必要なこと2つを厳選してみました。
仕事場との話し合いを入学前にきっちりしておく!
大学院に入ろうと考えが決まったら、これだけはして欲しいことは、
仕事場との話し合いを入学前にきっちりしておく!
です。
私の通った大学院は、仕事をしながら通えるように
その辺のサポートはしっかりしていました。
ここは大事な部分です。
そして、ほとんどの人はすでに
税理士事務所や会計事務所で働きながら
資格取得を目指しているので、
仕事が優先になります。
そこで、大学院のスケジュールを把握しておきましょう。
自分の取りたい授業によって変わりますが、
大学院のスケジュールはこんな感じでした。
↓
授業は平日午後6時~9時過ぎまで
と土曜日の午前9時~午後6時まで。
日曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
9時から18時 | × | × | × | × | × | × | 〇 |
18時~21時 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
仕事が終わってからの時間と、
土曜日は一日授業が受けられます。
仕事と両立して通うのに難しくないスケジュールでした。
しかし、税理士事務所や会計事務所勤務で、
午後6時前に帰らせてくれるところは少ないですので、
その辺は事務所との折り合いがついている事が前提となります。
今までも仕事終わりに
専門学校の社会人コースに通ってきている方々だと思いますが、
社会人コースの週1~2回とは訳が違うので、
注意が必要な部分です。
仕事場の理解があってこその両立であることは間違いなしです!
それでも残業での遅刻や欠席はたまにあるのですが、
全般的に出席率は高かったです。
みんな、人生をかけて大学院に来ていますから。
受験勉強しながら税理士事務所に10年勤務していても、
税理士試験が全科目受からないなんてザラにある話です。
そこで、大学院で免除申請をするために通う選択をする!
税理士となって羽ばたくんだ!
と、みな人生かけてます(大金もです!)。
とにかく税理士資格を取得することを目標に、
仕事との両立をしていくんだ!と気合いを職場でも見せましょう。
1年目に単位をしっかり取得しておく!
仕事と両立して、2年間で免除に必要な単位も取得し、
修士論文も完成させるには、
1年目にできるだけ単位を多く取得し、
2年目は修士論文に集中する!
しか方法はありません。
1年目、仕事場に迷惑をかけることが多くなりますが、
1年だけは単位取得のために無理をしてでも時間をとる。
そうすると、2年目は週に1~2回大学院に行くだけで良くなるので、
2年目は、仕事場に迷惑をかけることも少なくなります。
2年間でダラダラと単位を取得すると、
2年目でやらなければならない修士論文に時間を費やせなくなり、
結局修士論文審査で落とされてしまいます。
1年目の仕事と大学院の両立
1年目は、とにかく単位を取得するといった目標に向かって進みます。
私は、平日は週に4日仕事終わりの午後6時から午後9時までと、
土曜日は一日授業といったスケジュールになりました。
私のスケジュール↓
日曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
9時~17時 | ー | 仕事 | 仕事 | 仕事 | 仕事 | 仕事 | 大学院 |
18時~21時 | ー | 大学院 | 大学院 | ー | 大学院 | 大学院 | |
仕事には影響しないようにスケジュールを組む必要があります。
大学院が家か職場から近いことも、
大事になってきます。
通勤時間や通学時間は馬鹿になりません。
時間だけでなく、
体力的にも精神的にもストレスをなるべく少なくするために、
大学院はとにかく効率の良い場所を探してください。
帰宅してから勉強というスタイルは、
専門学校のときから変わらないでしょう。
提出物や毎回あるゼミでの発表のために、調べて、まとめて、
言葉にして説明できるところまで仕上げていく必要があるのです。
このゼミというのが、担当教授による税法の研究授業であり、
一番コアな部分になります。
これを落としたら、税理士試験の科目免除は申請できません!
2年目の仕事と大学院の両立
2年目になると、担当教授でのゼミでしか仲間とはほとんど合わなくなります。
授業も1年目のように毎日行くことがなくなります。
修士論文の調べもので一日中図書館にいることも多かったです。
大学や県の図書館でピックアップした本を探して、
その中で必要なところを大量にコピーして、
それを家に持ち帰って、
とにかくひたすら読んでいく、解読していく、まとめていく、
といった作業で日々が過ぎていきます。
2年目は特に、仕事をしながらの修士論文で疲弊しますが、
それでも税理士受験戦争よりは前に進んでいる感があると思います。
周りのみなさんも本当に前向きでとにかく頑張っていたという印象です。
修士論文が通れば、晴れて税理士となれる方が多いですから
まとめ
現在社会人で仕事を辞めずに大学院へ進学することを決意するって、相当な気持ちがないとできないと思いますが、それを考えている、調べているあなたは、きっとそれをやりきるだけの強い気持ちを持った方だと思います。あなたならできます。
過酷な税理士試験をいくつか受けるにあたって、精神的にも辛い時が必ずあります。立ち止まってこんな方法もあると知れただけでも気持ちに余裕ができたのではないでしょうか。
他にも、税理士試験の科目免除のための大学院について書いていますので、こちら↓も参考になれば幸いです。
あなたの人生が今より少しでもHAPPY!になることを願っています。
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