犬のクッシング症候群の薬

愛犬のクッシング症候群で苦しんでいる飼い主さんの辛さは痛いほど分かります。

目の前の我が子が、治療法のないクッシング症候群で苦しむ姿は、言葉にはできない自分のこと以上の痛みですよね。
とても分かります。

私たち家族も同じでした。

うちの息子(ちいちい)は、7歳でクッシング症候群を発症しました。

これまで、ブログでは犬のクッシング症候群について、ちいちいの症状とともに書いてきました。

⑴「体の異変・犬のクッシング症候群」では、
ちいちいが7歳の頃に体調を崩し、突然倒れたことから病院に走り、クッシング症候群と診断されたまでの症状や経緯を、

⑵「クッシング症候群と診断された後、薬によって約6年も生きてくれた。」では、
薬の投与により劇的に体調が回復し、元気に遊べるまでになり、それから約6年間生きてくれた奇跡を、書いています。

今回は、

  • クッシング症候群の症状を緩和することができ、体調が戻り、
    それから約6年間元気を保てた薬について
  • 薬を飲んで体調を戻すまでの血液検査の結果について

を自分なりにまとめて書いていきます。

投与した薬の種類

クッシング症候群は、様々な病気も引き起こしてしまう可能性も高いため、
薬の投与と共に、こまめに検査が必要となってきます。

ここから、ちいちいが投与された薬の種類を紹介していきます。

甲状腺ホルモン剤・ソロキシン錠

この薬は、甲状腺ホルモンを補充・治療するために使用されます。
イヌの甲状腺機能低下症に対し使われる薬です。

この薬はFDAに承認されていません。

副腎皮質ホルモン合成阻害剤・アドレスタン(トリロスタン)

この薬は、副腎皮質ホルモンの生合成を触媒する酵素である
3β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼやアルドステロンを
特異的かつ競合的に阻害することで副腎皮質ホルモンやアルドステロンなどの副腎皮質ホルモンの分泌過剰を抑制します。

他に同じ作用の薬がありますが、副作用が少ないために、
多くの動物病院はこちらを推奨しています。

利胆剤・スパカール

胆汁・膵液の分泌を促進し、胆のう・胆管の内圧を低下させ、胆道・膵疾患の症状を改善します。

通常、胆石症・胆のう炎・胆管炎・胆道ジスキネジー・胆のう切除後症候群に伴う鎮痙・利胆、
慢性膵炎に伴う疼痛や胃腸症状の改善に使用されます。

ちいちいの場合、数値上では、膵炎と胆のう障害の疑いもあることからこちらも処方されていました。

経口蛋白分解酵素阻害剤・カモスタットメシル

慢性膵炎、術後の逆流性食道炎の治療などに使用されます。

腹痛、吐き気、お腹が張る感じなどの症状も和らげる作用があります。

ちいちいの場合は、膵炎の傾向がありましたので、こちらもプラスして投与されていました。

血液検査の実際の数値

実際に、クッシング症候群だと診断されてから、沢山の検査をしてきました。

7歳から13歳までなので数えきれないほどの検査の量です。

検査結果の紙を全部置いてあるわけではありませんが、1月に1~2回だとしても、少なくても100回以上は検査しています。

初期の血液検査の結果

クッシング症候群であると診断されたときの紙は紛失してしまってないのですが、
初期のころの血液検査結果です。

全体的にだいぶ悪いのが分かります。

↑コルチゾールの検査になります。ストレスホルモンと言われている数値です。

これが高すぎることで、クッシング症候群を疑います。

基準値に比べて、かなりのオーバー気味です。

不調が出ないはずがありません。

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↑1回目と2回目の検査結果が載っています。

どちらにしても、異常値です。

血漿蛋白、血小板、ALTは、基準値を大幅に上回っています。

血漿蛋白の上昇は、腎障害。

血小板の上昇は、自己免疫疾患。

ALTは、肝臓疾患。

カリウムの増加も副腎腎機能障害。

このことからも、副腎から以上にコルチゾールが出ているのではないかと推測できます。

これが所謂、クッシング症候群です。

薬を飲み始めてから、1年経った時のちいちいの様子と血液検査の結果

血液検査の結果

薬を飲み始めて、1年経過したときの血液検査のデータです。

総蛋白が基準値以内に治まっています。

血糖値も正常に。

ALTについては、以前940もあった数値が、16といった数値に!

以前の異常値では肝臓で解毒作用が働いていなかったのだと思います。

また、ALPの異常値により、このころから上記(お薬のところ)で説明した胆のうのお薬(利胆剤・スパカール)を増やしました。

しかし、依然として全体的な数字は高いですが、落ち着いてきたといったところでしょうか。

ちいちいの様子・症状

薬を飲み始めて、数か月たったとき、だいぶちいちいの症状は良くなっているのが分かりました。

ただ、下記の症状は、相変わらずです。

  • 水をよく飲む。
  • おしっこが大量。
  • 食欲旺盛。
  • お腹がぽっこり。
  • 傷が治りにくい。

それでも、薬を飲み始めて、ちいちい自体が元気を取り戻していきました。

遊べるようになりました。

それでも安心できない不安定なクッシング症候群

安定したかな…と思っていると、いきなりガクッと体調を崩す…。

そんなことは日常茶飯事でした。

いきなり来る不調にちいちい本人はとても辛そうにしていました。

そんなときの血液検査の結果は、こんな感じでした。

薬を飲んでいても、効いていない…。

かなりの異常値です。

そんなときに、お薬の量を増やしたりもしました。

沢山検査を受けましたが、数値はとても不安定でした。

しかし、体調がいい時は数か月安定している時もあり、薬を飲み続けると決めて良かったと家族みんな感じています。

何より、薬のおかげで、クッシング症候群だと診断されてから、約6年間一緒に生きてくれました。

考え方は人それぞれだと思います。

副作用の事もあります。

高額な医療費のこともありますので、計画的に慎重に判断すべきだと思います。

あなたと愛犬とのかけがいのない大事な時間を少しでも長く一緒にと願っています。

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