㊸大好きな多湖輝さんの「頭の体操」 厳選しました! 楽しいクイズ㊸

問1 理容師

某国には次の規則があった。
A…すべての男はひげを綺麗に剃っていなければならない。
B…自分でひげを剃ってはならない。
C…各町に1人、理容師を任命する。
D…他の町の理容師にひげを剃ってもらってはならない。
これを見た外国人が
「この規則には問題がある。理容師自身のひげはどうするのだ」
と聞いたところ、
「全く問題はない」
と言われた。なぜ、問題がないのだろう?もちろんこの規則は全ての国民に適用される。

(第22集 問61)

答え

その国の理容師はすべて女性だったから。

問2 一瞬で

「鮎」という字がある。これを一瞬のうちに別の魚にしてほしい。

(第22集 ウィルスチェック)

答え

魚偏の部分を隠せばトロ(鮪)になる。

問3 デザイナーのプライド

デザイナーのA氏が作る服は大変人気があり、どんなに値段が高くても手に入れたいという人が後を絶たない。その人気をやっかんだ同業のB氏、
「どんなに人気があると言ったって、誰もが十万円出しても欲しがるパンツは作れないよな」
と嫌味を言った。
ところが、数日後、A氏は間違いなく「誰もが十万円出しても欲しがるパンツ」と作ってしまったという。いったいA氏はどんなパンツを作ったのだろう?もちろん、ここでいうパンツとは、下着としてのパンツのことである。

(第22集 問78)

答え

たとえば、本物の一万円札をはがせば使えるような状態で二十枚使ったパンツを作った。

問3 月を見る

ある枯れた井戸に一匹のカエルが住んでいた。そのカエルは井戸の中から月を見るのが好きで、特に満月がすっぽりとハマった状態の時に見るのを何よりの幸せと感じていた。
「ああ、何て素晴らしいのだ。この眺めを邪魔するようなやつがいたら、絶対に許さない」
などと、そんなことを呟いていたときに、ちょうどカエルの頭上、井戸の途中にモグラが顔を出した。それを見たカエルは「やぁ、君も一緒に月見はどうだい?」
などと言って、怒った様子もない。いったいどういうわけなのだろう。なお、このカエルはモグラを恐れていたりはしないのだが。

(第22集 問79)

答え

図のように、カエルの位置から見ると、モグラは満月を見る邪魔になってはいなかったのだ。

問4 ブタの貯金箱

ジュンコさんはいつも陶器製のブタの形をした貯金箱に小銭を貯めている。過去、何度か自分の部屋に泥棒が入り、貯金箱の中のお金を取られたことがあるのだが、どの泥棒も貯金箱の中身を全部持っていくことはなく、いくらか残していくという。別に盗まれる人のためを思ってのことではないとすると、どのような理由が考えられるだろう?

(第22集 問80)

答え

それは巨大な貯金箱で、小銭が沢山入っているため、重くてそのまま持ち出すこともできず、かといって中身を全部持ちかえるのも困難だったのだ。

問5 クイズ番組

ある勝ち抜きクイズ番組に出演したヒラタさんは、決勝戦で最後の二人になったとき、相手の出した答えをみて、何とか自分の答えが不正解であって欲しいと祈っている。いったいどういうわけだろう?もちろん、その番組には、答えを間違えた方が有利というルールがあるわけではなく、優勝者へ与えられる商品も、ヒラタさんが前から欲しくて欲しくてたまらないものであり、心の底から優勝をめざしているのだが。

(第22集 問88)

答え

あと一問正解すれば優勝が決まってしまうライバルと、自分の答えが同じだということが分かったから。ヒラタさんは、自分の書いた答えが正解なら、優勝は相手にさらわれてしまうが、もし間違いであれば、まだ優勝のチャンスが残されると考えたのである。

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