文の成分
文の成分の意味を理解する
- 主語(主部)
 - 述語(述部)
 - 修飾語(修飾部)
 - 接続語(接続部)
 - 独立語(独立部)
 
主語(主部)
「誰(何)が・・・どうする。」といった基本文の 
誰(何)が の部分。
述語(述部)
「誰(何)が・・・どうする。」といった基本文の 
どうする の部分。
修飾語(修飾部)
「誰(何)が・・・どうする。」といった基本文の中で、
・・・の部分。
どんなもの、どのように、といったことを詳しく述べる部分である。
例えば、
「白い犬が、楽しそうに遊んでいる。」では、
白い が、犬が、を、
楽しそうに が 遊んでいる を、
それぞれ詳しくしているので、
白い と 楽しそうに は修飾語である。

このうち、修飾語については、
その働きの違いによって
- 連体修飾語
 - 連用修飾語
 
に分けられます。
連体修飾語
どんなことやものであるのかを詳しくし、
体言(事柄や人を表す・名詞)を
含む分の成分を修飾するものである。
例えば、
前文の「白い犬が、」の場合は、白いは修飾語であるが、
体言である犬が、を修飾しているので、
修飾語の中でも、連体修飾語になる。
連体修飾語
どのようにするのかや何をするのかを詳しくし、
用言(動作・作用・存在・性質・状態などを表す言葉)を
含む分の成分を修飾するもの。
例えば、
前文の「楽しそうに、遊んでいる。」の 
楽しそうに は修飾語であるが、
用言である 遊んでいる を修飾しているので、修飾語の中でも
連用修飾語である。
接続語(接続部)
- 理由や条件などを表して後の部分につながる分の成分。
 - 文中の、しかし、 暑いので、 など、
文を接続している部分である。 
独立語(独立部)
- 他の部分と直接には結びつかず、独立している分の成分。
 - おはよう、 などそれだけで完結している部分。
 
文の成分どうしの関係
文の成分どうしの関係は、
- 主・述の関係
 - 修飾・被修飾の関係
 - 接続の関係
 
があります。
主語・述語の関係
「彼女は、歩いた。」の 彼女は、 が主語、 歩いた が述語。
修飾・被修飾の関係
「白い犬が、楽しそうに遊んでいる。」の
 白い 楽しそうに が修飾語、犬が、 遊んでいる。 が被修飾語。
白い犬が、の犬が は、
白い の修飾語によって修飾されているので
被修飾語である。
遊んでいる も 楽しそうに が修飾しているので、
被修飾語である。
接続の関係
接続語とそれにつながる部分との関係。
「明るすぎて、見えない。」では、明るすぎて が接続語であり、
それにつながる 見えない との関係をいう。


文の成分 練習問題
これを踏まえて、問題を解いていきましょう。
次の文章の赤文字の部分の文の成分を答えましょう。
- 彼は、友達に レインコートを借りた。
 - この作品は、粘土で 作られている。
 - 今日は、空も 綺麗だ。
 - お隣さんが 明日の 当番です。
 - 君のお母さんは、家の庭で洗濯物を干している。
 - ああ、なんとまあ、美味しそうなりんごですね。
 - 私もあなたも、今日は早めに寝ましょう。
 - 大きなクモが家の中に入ってきた。
 - 妹は、病気で 欠席しました。
 - もちろん 行きます。
 - 台風がくる。だから、早めに家に帰ろう。
 - あの喫茶店は、かなり昔からある。
 - 先生、 落し物がありました!
 - 雪は、きっと降らないだろう。
 - 耳まで やわらかい 食パンを食べる。
 
答え
- 友達に(連用修飾語)、レインコートを(連用修飾語)
 - 粘土で(連用修飾語)
 - 空も(主語)
 - 明日の(連体修飾語)
 - 家の(連体修飾語)、洗濯物を(連用修飾語)
 - ああ、なんとまあ(独立語)
 - 私もあなたも(主部)
 - 大きな(連体修飾語)
 - 病気で(連用修飾語)、欠席しました(述語)
 - もちろん(連用修飾語)
 - だから(接続語)
 - かなり(連用修飾語)
 - 先生、(独立語)、落し物が(主語)
 - きっと(連用修飾語)
 - 耳まで(連用修飾語)、やわらかい(連体修飾語)
 

        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
  




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