5年生でやるべき算数で大事なところを絞って問題を作りました。確認してみてください。
小学生で、一番大事な算数を習うのは、5年生です。
ここが出来ていると、中学生になったときに
数学が嫌いになる確率がグンっと減ります。
5年生の数学が大事なことは分かっていましたので、
自分なりに問題を作って子供に出したところ、
ことごとく惨敗!!これは危ないとこでした!
できなかったところを、重点的に繰り返しすることにより、
劇的に算数ができるようになったのです。
得意とか、不得意とかを感じる差なんて、
小学生の算数までは、努力で何とかカバーできます!
どうカバーしていくか、それは、5年生の算数にあります。
とにかくやってみてください。
できたら、褒めてあげて、出来なかったら、
それが普通だから、これから出来るようにしていこ~っ♪
というスタンスで、頑張ってみませんか?
算数は、読む力。問題を作った人は、何を聞きたいのかな?
ってだけなんです。繰り返し頑張ってみましょう!
問題①割合
児童全員に「ディズニーランドが好きか、ディズニーシーが好きかのアンケート」を取りました。全校児童300人のうち、ディズニーランドの方がが好きだと答えた児童が180人いました。
何%の児童がディズニーシーの方が好きだと答えたでしょう?
答え
ディズニーシーが好きだと答えた児童は、300-180=120で120人です。
割合を求めるときは、「比べられる量」÷「もとにする量」で計算します。
120÷300=0.4 0.4×100=40
A.40%
問題②割合
大売出しで、定価15,000円の巨大いちごが3,000円で売っています。これは、定価の何%引きでしょうか。
答え
割合として考えると、15,000円分の3,000円で売られています。3,000/15,000となります。3,000÷15,000=0.2となり、巨大いちごは、定価の20%で売っているんですね。
なので、100%ー20%=80%で、80%引きで売っていることになります。
A.80%引き
問題③単位量あたりの大きさ
生ごみ1Lで18㎞走るエコカーがあります。このエコカーで99㎞走るには、何Lの生ごみが必要でしょう。
答え
生ごみ1Lで18㎞走るので、99㎞では、99÷18=5.5
A.5.5L
問題④単位量あたりの大きさ
お米大好きちゃんは、10㎏のお米を5日で食べるそうです。お米大好きちゃんは、1年間(365日)で何㎏のお米が必要でしょう。
10㎏で、5日なら、1日で、何㎏?と考えてみましょう。
1日では、10㎏÷5日=2㎏ 1日で2㎏食べる計算となりますね。あとは、2㎏に365日をかけてあげると答えが出ます。
2×365=730㎏
A.730㎏
問題⑤数の捉え方
4でわっても、7でわっても、3余る整数のうち、60までの整数をかき出しましょう。
答え
4で割っても、7で割っても、ということは4と7の公倍数を考えます。3余るので、先ほどの公倍数に3を足せばいいということです。
4と7の公倍数は、28と56と84…となりますが、60までという制限があるので、
28+3=31、56+3=59、まででいいですね。
A.31と59
問題⑥1分でどれだけ進む?
シェリーちゃんが家を出てから14分たったとき、ダッフィンちゃんが、自転車でシェリーちゃんの後を追いかけました。シェリーちゃんの速さは、分速60m、ダッフィンちゃんの速さは分速200mです。ダッフィンちゃんは、何分後にシェリーちゃんに追いつきますか?
シェリーちゃんは、1分で60m、ダッフィンちゃんは、1分で200m進みます。
14分たったときに、シェリーちゃんは、何m進んでいるかを考えます。
道のり=速さ×時間なので、60×14=840 により、840m進んでいることになります。
そこから、1分ごとに、シェリーちゃんは、60mづつ、ダッフィンちゃんは200m進むので、シェリーちゃんとダッフィンちゃんが1分で近づく距離は、200m-60m=140mとなります。1分経つと、140mずつ近づいていきます。表にしてみると、
14分後 | 1分後 | 2分後 | 3分後 | 4分後 | 5分後 | 6分後 | |
シェリー | 840m | 900m | 960m | 1020m | 1080m | 1140m | 1200m |
ダッフィン | 0m | 200m | 400m | 600m | 800m | 1000m | 1200m |
二人の距離の差 | 840m | 700m | 560m | 420m | 280m | 140m | 0m |
ということになり、6分後にシェリーにダッフィンが追いつくことになります。
計算式にすると、840÷140=6となります。
A.6分後
問題⑦道のり
シーちゃんが、30歩あるいた時の長さをはかったら、15mでした。
⑴シーちゃんの一歩の歩幅は、平均何㎝でしょう?
⑵シーちゃんが学校のろうかを端から端まで歩いたら、140歩でした。ろうかの長さは何mでしょうか?
答え
⑴シーちゃんの一歩の歩幅は、平均何㎝でしょう?
シーちゃんは、15mを30歩で歩くので、1歩にすると、15m÷30歩=0.5となり、0.5mです。
0.5mを㎝に直して(1m=100㎝)、50㎝が一歩の歩幅になります。
A.50㎝
⑵シーちゃんが学校のろうかを端から端まで歩いたら、140歩でした。ろうかの長さは何mでしょうか?
一歩が50㎝であるので、50㎝×140歩=7,000㎝ 7,000㎝をmに直すと、70mとなります。
A.70m
問題⑧トンネルを抜ける時間(通過算)
秒速28cmで進んでいるニシキヘビがいます。ニシキヘビの長さは50cmです。このニシキヘビが、長さ230cmのトンネルを通過するのに何秒かかりますか?
答え
ニシキヘビが、トンネルを通過するということは、ニシキヘビの尻尾の最後まで、トンネルから抜け出すことになります。なので、ニシキヘビの長さ分をトンネルの長さに足して、計算しなければなりません。

ニシキヘビが移動する距離は、上記の図で見ると分かるように、280㎝となりますので、
時間=道のり÷速さを使って、280㎝÷秒速28㎝=10秒
A.10秒
問題⑨食塩水
3.8㎏の水に200gの食塩を溶かしました。この食塩水は、食塩が何%の食塩水といえますか?
答え
3.8㎏と200gの単位をまずそろえます。3.8㎏=3800g
3800g+200gで全体の重さが出ます。=4000g。
食塩は、その中のどれだけを占めるかを考えます。
200g÷4000g=0.05となり、%に直すと、5%となります。
A.5%
問題⑩食塩水
900gの水に塩を100g溶かした食塩水があります。これとは別に、これと同じ濃さの食塩水を2.8㎏作りました。こちらの食塩水には、何gの食塩が溶けているでしょう。
答え
まず、最初にあった食塩水の濃さを調べます。900g+100g=1000gで、全体の重さを出します。
割合の求め方は、「比べられる量」÷「もとにする量」で計算します。 100÷1000=0.1となり、10%の濃さということが分かりました。
次に、2.8㎏=2800gの中に食塩がどれだけ溶けているかというと、
2800g×0.1=280となり、2.8㎏の食塩水の中には、280gの食塩が溶けていることになります。
A.280g
算数は楽しく!!
どうでしたか?まずは、問題に慣れること、そして、問題を読み解くこと、次に自分で図を書いてみることを目標にしてみてください。
算数は積み重ねです!どうせやるなら、楽しくできるといいですね!!
「密度・平均・割合 面白く勉強しよう!小学5・6年生 算数」
「小学5年生の算数は大事です! 割合・平均・比・トンネル・倍数」でも同じように問題を作りましたので、是非ご活用ください♪
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