対外危機の高まりと条約改正
⑴ 列強の植民地拡大
①19世紀後半、欧米の列強諸国は大規模に発展し、資源や市場を求めてアジア・アフリカなどへの侵略を一段と強め、植民地を広げていきました。このような一つの国家が政治的・経済的・軍事的に他国を侵略・支配・抑圧し 、強大な国家をつくろうとする運動・思想・政策を何といいますか。
⑵ アジアに迫る列強
①スエズ運河を手中に収めたイギリスは、どこを植民地とし、どこを支配下におきましたか。
②清との戦争に勝利したフランスは、どこに勢力を伸ばしましたか。
③ロシアは、鉄道の建設を始めました。鉄道の名前を答えましょう。
④アメリカは、19世紀の末にどこを併合しましたか。またどこを獲得しましたか。
⑶ 条約改正の歩み
①幕末に結んだ不平等条約の改正を望んだ日本は、立憲政治を実現するなど、近代国家の仕組みを整えたことを背景に、どこの国との条約改正が実現しましたか。
②①は、1894年、日英通商航海条約が結ばれたことにより治外法権の撤廃、関税自主権の一部が認められました。誰が外相のときでしたか。
③さらに、日露戦争後の1911年、誰が外相のときに関税自主権が確立され、対等な条約が実現しましたか。
⑷ ⑶の①で、不平等の改正を求める声が一層高まった事件があります。この事件を何といいますか。(⇩風刺画)
答え
⑴ ①帝国主義
⑵ ①インド(植民地)・ミャンマー(支配下)
②ベトナムなどインドシナ
③シベリア鉄道
④ハワイ・フィリピン
⑶ ①イギリス
②陸奥宗光
③小村寿太郎
⑷ ノルマントン号事件
日清戦争と三国干渉
⑴ ①1894年、朝鮮の南部で、東学という宗教を信仰する農民たちが、腐敗した政治の改革を求めるとともに、外国の勢力を追い出そうとして立ち上がりました。これを何といいますか。
②①を鎮めるために、朝鮮政府の求めに応じて清が軍隊を送ると、日本も出兵し、戦争がはじまりました。これを何といいますか。
③②は日本の勝利となり、条約が結ばれました。この条約の名前と何年に結ばれたかを答えましょう。
④③の条約の内容は、清は日本に、
( A )の独立、
( B )半島・( C )・澎湖諸島の譲渡、
賠償金( D )両の支払い、
を認めました。
⑤③により、日本が朝鮮や中国に勢力を伸ばすことを警戒したロシアは、ドイツ・フランスとともに、何をしましたか。また、これを何といいますか。
⑥⑤に対して、日本は対抗する力がなかったので、何と引き換えに、これを受け入れましたか。
⑦下関条約によって、台湾を植民地とした日本は、台湾に何を置いて統治しましたか。
⑵ ①日清戦争後には、国内政治の安定が図られるなかで、政党の力が大きくなり、1898年、民権派の流れをくむ憲政党が結成され、日本で最初の政党内閣が生まれました。この首相は誰ですか。
②1900年には伊藤博文を総裁とする衆議院の第一党として政党内閣をつくりました。これを何といいますか。
答え
⑴ ①甲午農民戦争
②日清戦争
③下関条約・1895年
④A朝鮮・B遼東半島・C台湾・2億両
⑤遼東半島を清に返還するように要求した。
三国干渉
⑥賠償金の追加
⑵ ①大隈重信
②立憲政友会
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