問1 要領のいい店員
ある靴店に、靴を片方だけ売ってくれという客がやってきた。店員が、奥にいる店主の所へ行き、
「靴を片方だけ売ってくれという、ふざけた野郎がいるんですが…」
と報告し、振り向いた瞬間、すぐ目の前に怒りで顔を真っ赤にした客が仁王立ちしているのに気が付いた。
店主のオロオロした様子から、その客は上得意らしいのだが、要領のいい子の店員は、とっさの機転でこの場をしのぐことが出来たという。いったい、どうやって乗り切ったのだろうか。
(頭の体操スペシャル 問29)
答え
店員は、その後、次のように続けてこう言ったのだ。
「そしたら運よく、こちらのお客様が、もう片方をお買い上げいただけるとのことでございます。」
問2 割らないで
硬いコンクリートの床の上で、卵を2メートル落として割らない方法は?
(頭の体操スペシャル TAKE A BREAK)
答え
2メートルより高いところから落とせばよい。そうしたなら、最初の2メートル落ちている間は卵は割れていない。その後のことは分からないが。
問3 スペアキー
部屋のスペアキーを失くしてしまったマミさん、ひょっとしたら盗まれたのかもしれないので、なるべく早く、しかも安く対策を講じたいと言っている。現在付いているシリンダー錠を替えたり、新しく錠を追加することなく、しかも失くしたスペアキーでは開かないようにしたい、ということだが、何かうまい方法はあるだろうか。
(頭の体操スペシャル 問52)
答え
今持っている鍵の先端部分を切り落とし、その先端部をシリンダー錠の鍵穴へ入れ、接着剤で固定する。こうすると、鍵の一部が常に入っている状態になり、残りの部分の鍵で開くが、スペアキーでは開かなくなる。いわゆる「割符」と同じ理屈である。
問4 名前をど忘れ
セールスマンのムラタ君は得意先のA社を訪れた。応援室に通され、そこでA社の担当者と顔を合わせることになったのだが、ウッカリ君のムラタ君、以前何度も会ったことのあるこの担当者の名前を不覚にも忘れてしまった。何とかして、担当者の名前を聞き出したいのだが、単刀直入に聞くと相手に失礼に当たってしまう。さて相手の気分を損ねることなく、名前を聞き出すには、いったいどうしたらよいだろうか。
(頭の体操スペシャル 問69)
答え
頃合いのよいところを見計らい「えーっと、あなたのお名前は」と聞く。仮に「ヤマモトですが」という答えが返ってきたら、「いえ、苗字ではなく、下のお名前の方です」と切り返す。苗字はともかく、下の名前を忘れたということなら、相手の不興を買うこともそれほどないはずだ。
問5 電車で
アサイさんは電車に乗っているとき、自分の降りる駅が何駅先なのかどうしても知りたくなったのだが、なぜか両隣りの人ではなく、その先の人に聞いた。両隣りの人とも立派な大人だし、居眠りしているわけでも、本を読んでいたり、ヘッドホンステレオやラジオを聴いているわけでもなかった。むろん言葉の通じなさそうな外国人でもなかったのだが、いったいどうしてだろうか。聞いた人が知り合いだったというわけでもないのだが。
(頭の体操スペシャル 問76)
答え
両隣りはアサイさんと同行の人たちであり、アサイさんはその人達に聞いても分からないことを知っていたのだ。
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